「セカンダリディメンション」の使い方

Googleアナリティクスの「セカンダリディメンション」とは、表示しているレポートのディメンションにもう1つディメンションを追加し、2つの軸を掛けあわせて分析することができるという機能です。
例えば、「新規とリピーター」のレポートに「組織名」のディメンションを追加すれば、「初めて訪問したユーザーが、どの企業に所属しているか」というデータを表示することができます。さまざまなレポートに「組織名」「業種」などの企業情報を掛けあわせることのできるセカンダリディメンションは、BtoBアクセス分析を活用していく上で、非常に心強い機能となります。

本内容は、どこどこJPとGoogleアナリティクスの連携がお済みの方を対象にしています。連携設定方法は、「どこどこJPとGoogleアナリティクスの連携設定方法」で詳しくご紹介しています。

例として、このページでは、「新規とリピーター」レポートにセカンダリディメンションで「組織名」を追加する手順をご紹介します。
まずは、ユーザーレポートから「行動」をクリックし、「新規とリピーター」を選択します。「New Visitor(新規ユーザー)」と「Returning Visitor(リピーター)」という2つの値が表示されます。「New Visitor」をクリックし、解析対象を新規ユーザーのセッションだけに絞り込みます。

図:「新規とリピーター」レポートを表示し、「New Visitor」をクリック
「新規とリピーター」レポートを表示し、「New Visitor」をクリック

続いて、「セカンダリディメンション」をクリックします。選択できるディメンションのリストが表示されるので、「カスタムディメンション」から「組織名」を選択します。
リスト上部の検索窓(虫眼鏡マークがついている枠)内にディメンション名を入力することで、リストを絞り込むこともできます。

図:「セカンダリディメンション」から「組織名」を選択
「セカンダリディメンション」から「組織名」を選択

レポートに「組織名」というディメンションが追加されました。

図:「組織名」ディメンションが追加される
「組織名」ディメンションが追加される

「今見ているレポートに、この情報を掛けあわせたい」と思った瞬間、わずか2クリックで実現できるというのがセカンダリディメンションの利点です。ほとんどのレポートに対して「組織名」「業種」といった企業情報を掛けあわせることができるため、BtoBアクセス分析を実施する上で欠かせない機能と言ってもいいでしょう。今回は「新規とリピーター」レポートに追加しましたが、例えば「ページ」レポートと組み合わせることで「特定のページを閲覧した企業」、「参照元/メディア」レポートと組み合わせることで「オーガニック検索経由で流入した企業」など、条件を絞り込んで企業を一覧化することができます。

また、セカンダリディメンションを使っていると、「1つだけでなく、もっとたくさんディメンションを追加したい」と思う場面があるかもしれません。そんな時は、ディメンションを最大5個まで並べて表示できる「フラットテーブル」が役立ちます。ぜひ、こちらもご覧ください。



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