BtoBマーケティング用語集
このページでは、BtoBマーケティング、Webマーケティング、アクセス解析などに関する重要な用語をまとめています。
数字 | アルファベット | |||
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1:5の法則 | ABテスト | CPA | KGI | ROAS |
1:29:300の法則 | AIDMAの法則 | CRM | KPI | ROI |
2:8の法則 | AISASの法則 | CTR | LPO | SEO |
4C | BANT条件 | CVR | PDCAサイクル | SFA |
4P | BtoB | eCPM | RMF分析 | STP戦略 |
5:25の法則 | BtoC | Googleアナリティクス | PPC | SWOT分析 |
数字・英語
- 1:5の法則
- 新規顧客の獲得には、既存顧客に再購入させる際の5倍のコストがかかるという法則です。既存顧客の維持・離反防止に力を入れることで、効率的に売上を獲得できるという文脈で使われることの多い言葉です。5:25の法則とセットで言及される場合もあります。
- 1:29:300の法則
- ⇒ハインリッヒの法則
- 2:8の法則
- ⇒パレートの法則
- 4C
- マーケティング・フレームワークの一種で、Customer Value(顧客にとっての価値)、Cost(顧客が負担するコスト)、Convenience(利便性)、Communication(コミュニケーション)の4つから、マーケティング戦略を立案するという考え方です。
- 4P
- マーケティング・フレームワークの一種で、Product(製品)、Price(価格)、Place(流通形態)、Promotion(広告)の4つから、マーケティング戦略を立案するという考え方です。
- 5:25の法則
- 「顧客離れを5%改善すると、利益が25%改善される」という経営・営業戦略上の法則です。既存顧客の囲い込み・離反防止の重要性を強調する際に利用されることの多い言葉です。1:5の法則とセットで言及される場合もあります。
- ABテスト
- Webマーケティングで広く使われる、施策の良し悪しを判断するための手法です。2つ以上の異なるWebページや広告クリエイティブなどをそれぞれ同数のユーザに提示し、より成果を上げた方を採用します。ランディングページ最適化、インターネット広告の成果向上などに広く使用されています。
- AIDMAの法則
- ローランド・ホールが提唱した商品の認知から購入までの心理プロセスを表したフレームワークです。Attention(注目する)、Interest(興味を持つ)、Desire(欲しくなる)、Memory(記憶に残る)、Action(購入する)という一連のプロセスの頭文字を取ったものです。
- AISASの法則
- 株式会社電通が商標登録をしている、商品の購入に関わる心理プロセスを表すフレームワークです。AIDMAの法則に対し、インターネットの登場による購買プロセスの変化を反映させたものです。Attention(注目する)、Interest(興味を持つ)、Search(検索する)、Action(購入する)、Share(共有する)という一連のプロセスの頭文字を取ったものです。共有された情報は、Search、Attentionのプロセスにいるユーザに影響を与えるという構造になっています。
- BANT条件
- 主にBtoBビジネスにおいて商談の確度や優先度合いを判断する際に重要となる要素のことです。Budget(導入予算が確保できるか)、Authority(決裁権を持つキーマンに接触できているか)、Needs(企業としての必要性を感じているか)、Timeframe(導入時期が決まっているか)という4つの頭文字を取ったもので、成約する可能性の高さを判断する条件として使われます。
- BtoB(Business to Business)
- 企業と企業の間のビジネスのことを指します。「B2B」と表記することもあります。
- BtoC(Business to Consumer)
- 企業と一般消費者の間のビジネスのことを指します。「B2C」と表記することもあります。
- CPA(Cost Per Acquisition)
- インターネット広告の効果を測る指標の一つで、顧客を一人獲得するためにいくら広告費を支払ったかを指します。広告費に50万円を使って、100人の顧客を獲得した場合、CPAは5000円となります。
- CRM(Customer Relationship Management)
- ⇒カスタマーリレーションシップマネジメント
- CTR(Click Through Rate)
- インターネット広告の効果を測る指標の一つで、広告が表示された回数のうち、クリックされた回数の割合を指します。広告が10,000回表示され、200回クリックされた場合、CTRは0.2%となります。
- CVR(Conversion Rate)
- インターネット広告の効果を測る指標の一つで、広告がクリックされた回数のうち、コンバージョンに繋がった回数の割合を指します。広告が1000回クリックされ、5件のコンバージョンが発生した場合、CVRは0.5%となります。
- eCPM(effective Cost Per Mill)
- インターネット広告の指標の一つで、1000インプレッションあたりの広告単価を表します。PPC広告であっても、広告費を表示回数で割り、1000を掛けることで算出することができます。eCPMで比較することで、広告の課金体系に関わらず、広告の費用対効果を比べることができるという利点があります。
- Googleアナリティクス
- Google社が提供するアクセス解析サービスです。無料で利用できる高機能なアクセス解析サービスとして、多くの企業Webサイトで利用されています。外部データと柔軟に連携できるという特性を生かし、株式会社Geolocation Technology(旧サイバーエリアリサーチ株式会社)では「どこどこJP」とGoogleアナリティクスの連携サービスを提供しています。
- KGI(Key Goal Indicator)
- ⇒重要業績評価指標
- KPI(Key Performance Indicator)
- ⇒重要目標達成指標
- LPO(Landing Page Optimization)
- ⇒ランディングページオプティマイゼーション
- PDCAサイクル
- 業務プロセス管理のフレームワークの一つで、Plan(計画する)⇒Do(計画を元に実行する)⇒Check(実行した結果を確認する)⇒Action(結果をもとに、計画を改善する)という一連のプロセスを繰り返すことにより、業務の効率化や生産性の向上を目指すという考え方です。
- RFM分析
- 顧客をRecency(購入日)、Frequency(購入頻度)、Monetary(購入金額)の3つの軸から分析するという手法を指します。「購入金額は少ないが頻繁に購入する顧客」「購入金額も頻度も高いが、最近購入していない顧客」のように、既存顧客を購買パターンによって分類し、それぞれに合わせたマーケティング戦略を練るという考え方です。
- PPC(Pay Per Click)
- インターネット広告の料金体系の一種で、広告が1回クリックされるごとに課金するという形式のことを指します。「クリック課金型」とも呼ばれます。
- ROAS(Return On Ad Spend)
- 「広告費用対効果」と訳されます。インターネット広告の効果測定に使われる指標のひとつで、広告によって得られた売上を、広告費で割った割合です。
- ROI(Return On Investment)
- 「投資対効果」と訳されます。得られた利益を投資した金額で割った割合です。インターネット広告の分野では「広告によって得られた利益を広告費で割ったもの」という意味でも使用されます。
- SEO(Search Engine Optimization)
- ⇒サーチエンジンオプティマイゼーション
- SFA(Sales Force Automation)
- ⇒セールスフォースオートメーション
- STP戦略
- フィリップ・コトラーが提唱したマーケティング・フレームワークで、市場を細分化(Segmentation)し、その中から獲得を狙うセグメントを選択(Targeting)し、ターゲットセグメントに対して、市場のニーズに合わせた価値を訴求する(Positioning)するというマーケティング戦略の立案方法です。
- SWOT分析
- マーケティング・フレームワークの一種で、企業、事業、商品などが置かれている環境を、Strengths(強み)、Weaknesses(弱み)、Opportunities(機会)、Threats(脅威)の4つの面から分析するという考え方です。
あ行
- アーンドメディア
- トリプルメディアのうち、第三者による金銭を伴わない情報発信のことです。口コミやソーシャルメディアへの書き込みなどがアーンドメディアに分類されます。
- アウトバウンドコール
- テレマーケティングの分野で、企業から顧客または見込み客に対して電話を発信することを指します。逆に、企業が受信する電話のことは「インバウンドコール」と呼ばれます。
- アカウント
- 本来の意味は「口座」を表し、Webサービスの分野では「サービスやコンピュータ等にログインするための権利」という意味で使用されます。また、インターネット業界や広告業界などでは、「法人」や「企業」といった意味を持つ場合もあります。
- アカウントマネジメント
- 主にインターネット業界や広告業界などで、法人を対象とした営業活動のことを指します。また、それを担当する部署、担当者の職種として使われることもあります。
- アクセス解析
- Webサイトのアクセス状況を計測し、分析を行うことを指します。解析の結果をもとにWebサイトの改善を行い、売上の向上やユーザビリティの改善などにつなげることを目的とする場合が一般的です。
- アップセル
- ある商品を購入した顧客に対し、同じ商品のアップグレードや、購入数の増加を促すことで、顧客単価を上げるという営業手法です。
- アトリビューション
- 直訳すると「帰属する」「起因する」と訳され、Webマーケティングやインターネット広告の分野では、最終的なコンバージョンに至る直接の要因となった施策以外の施策もコンバージョンに貢献しているという考え方や、その貢献の度合いのことを指します。
- インサイドセールス
- 直接訪問して商談を行うという営業スタイルに対して、社内から電話やメールによって営業活動を行うという営業スタイル、またはそれを担当する部署や人員を指します。
- インバウンドマーケティング
- 広告による顧客の獲得ではなく、興味のある人に「見つけ出してもらう」ことで集客や顧客の獲得を行うというマーケティング戦略や、その手法のことです。良質な情報の発信を行うことで検索エンジンから顧客を獲得する、シェアされやすい情報を発信することでソーシャルメディアから顧客を獲得するといった方法があります。
- インプレッション
- インターネット広告の分野で、広告が表示される回数のことを指します。広告が1回表示されると、1インプレッションとカウントします。
- ウェビナー
- 「ウェブ」と「セミナー」を組み合わせた造語で、インターネット上で行われる講演やセミナーのことを指します。インターネット中継とは異なり、参加者が発言をしたり、コメントを書き込んだりして、双方向的なコミュニケーションが取れる場合が多いのが特徴です。
- エリアターゲティング
- インターネット広告のターゲティング方法の一つで、ユーザの位置情報を利用してターゲティングを行うことを指します。位置情報の取得方法は、IPアドレスによるもの、行動履歴から推測するもの、モバイル端末のGPSを利用するものなど様々です。Geolocation Technology(旧サイバーエリアリサーチ)は、IPアドレスを使ったエリアターゲティング技術を提供しています。「地域ターゲティング」「ジオターゲティング」と呼ばれることもあります。
- エンゲージメント
- 「愛着」や「思い入れ」と訳され、ユーザと企業や商品とのつながりのことを指す言葉です。ソーシャルメディア・マーケティングの分野では、「Like」「コメント」「シェア」などの行動のことを指す場合もあります。
- オウンドメディア
- トリプルメディアのうち、自社で所有しているメディアのことです。自社Webサイトやブログなどがオウンドメディアに分類されます。
- オーガニック検索
- 「自然検索」とも言います。検索エンジンの結果のうち、検索結果に表示される有料広告以外からの流入を指します。
- オプトアウト
- 企業によるマーケティング活動を拒否することや、拒否の意思を企業に伝えるための手段のことを指します。メールマガジンの配信停止手続きや、ターゲティング広告に対するトラッキングの拒否などがこれにあたります。
か行
- カスタマーエクスペリエンス
- 顧客が情報収集を行い、商品を購入し、実際に消費するまでのプロセス全体のことや、そのプロセス全体を最適化することで顧客満足度を高めようという考え方のことを指します。「CX」と略します。
- カスタマージャーニー
- 顧客分析の手法の一つで、顧客と商品の関わりを、タッチポイント(顧客との接点)に着目して時系列にまとめたものです。顧客視点で購買プロセスを把握し、顧客理解を深め、最適なマーケティング戦略を立案することを目的に作成されます。
- カスタマーリレーションシップマネジメント
- 顧客の情報を詳細に管理し、個々の顧客にあわせたマーケティング・営業活動を行うことで、顧客との関係を構築していくことを指します。顧客の属性情報やコミュニケーション履歴などをデータベース化する顧客管理用アプリケーションが使われます。「CRM」と略します。
- キャンペーン
- 企業が行う営業・宣伝活動を、個々の取り組みの単位で細分化したものを指します。「春の○○キャンペーン」等、対象者や対象期間が決まっているものをキャンペーンと呼ぶことが一般的ですが、アクセス解析やマーケティングの分野では、例えば「メールマガジン」や「Webサイト」などもひとつのキャンペーンとして捉え、そこから獲得された成果を分析したり、顧客の分類に使用したりすることがあります。
- キャンペーンソース
- ソースとはデータの「源」のことを指し、営業活動やマーケティング活動の場面で、見込み客と接触したタッチポイントや、顧客情報を獲得した情報源のことを指します。例えば、展示会で名刺交換をした見込み客の場合、キャンペーンソースは「展示会」となります。
- クッキー
- Webサーバが指定したデータをWebブラウザ側に記録しておく機能のことです。WebサイトのWebサーバからユーザに対して発行するクッキーのことを「ファーストパーティクッキー」、広告配信事業者など、それ以外のWebサーバから発行されるクッキーのことを「サードパーティクッキー」と呼びます。
- クロスセル
- ある商品を購入した顧客に対し、別の商品の追加購入を促すことで、顧客単価を上げるという営業手法です。
- クロージング
- 営業活動において、最終的な契約締結を行うことを指します。
- 検索クエリ
- 検索エンジンの利用者が、検索のために入力した単語やフレーズ(単語の組み合わせ)のことです。
- 効果測定
- 広告を出稿した後、その広告がどれくらい成果に結びついたのかを分析することを指します。広告の出稿状況や、広告を経由して生み出された成果などのデータを分析し、分析結果をもとに、運用の改善や成果の向上を行うことを目的としています。
- 行動ターゲティング
- インターネット広告のターゲティング手法の一つで、ユーザの閲覧履歴などから興味関心や性別・年齢などの属性情報を推定し、その情報を使ってターゲティングすることを指します。
- コンタクト
- 「人と接触する」「連絡を取る」という意味の言葉です。転じて「連絡先」という意味を持ち、顧客情報のうち個人を単位とするものを指す場合もあります。
- コンテンツ
- 画像、動画、文章など、Webサイトやメールなどでユーザに届けられる情報のことを指します。
- コンテンツマーケティング
- ユーザにとって有益なコンテンツを提供し、見込み客を獲得したり、コミュニケーションを深めることで成約に結びつけたりすることを目指すマーケティング手法です。
- コンバージョン
- Webサイトの目的が達成されること、もしくはその目的自体を指す言葉です。ECサイトであれば「商品の購入」、BtoB企業のWebサイトなら「お問合せ」や「資料請求」などがコンバージョンとなります。
さ行
- サーチエンジンオプティマイゼーション
- 検索エンジンの検索結果から顧客を獲得するため、より多く、より上位に表示されるようにWebサイトを最適化するWeb施策のことです。「SEO」と略します。
- ジオターゲティング
- ⇒エリアターゲティング
- 重要業績評価指標(KGI)
- 企業目標の達成度合いを定量的に測定するための指標の1つです。漠然とした目標ではなく、例えば「3年以内に売上高を1億円にする」など「いつまでに」「何を」「どれくらい」という測定可能な具体的な目標設定が求められます。「KGI」と略します。
- 重要目標達成指標(KPI)
- 企業目標の達成度合いを定量的に測定するための指標の1つです。目標達成のプロセスがどれくらい進行しているのかを定量的に示します。例えば、「ECサイトの売上金額」を最終的な目標と置いた場合に、目標売上金額に達するために必要なWebサイト訪問数を算出し「訪問数」を重要業績評価指標に設定することができます。「KPI」と略します。
- スコアリング
- 見込み客の行動履歴や属性情報などを使い、案件化につながる可能性の高さを数値化することを指します。
- セールスフォースオートメーション
- 営業活動の支援を目的としたアプリケーションのことです。顧客情報管理、商談進捗の記録、売上分析などの機能を持ち、営業プロセスの可視化や、営業活動の管理・分析による、営業効率の向上を目的としています。「SFA」と略します。
- セグメンテーション
- 多くの人たちを、同じ属性や性質を持つグループに分けることを指します。性別・年齢といった個人に紐づく性質によって分ける場合や、「ある製品を購入した顧客」のように行動履歴に基づいて分ける場合などが考えられます。セグメンテーションされたそれぞれのグループを「セグメント」と呼びます。
- セグメント
- 同じ属性や性質を持つ人々のグループのことを指します。年齢・性別などによるセグメント、行動履歴によるセグメントなどが考えられます。多くの人たちをセグメントに分けることを「セグメンテーション」と呼びます。
- セッション
- アクセス解析の指標の一つで、解析期間中にWebページやWebサイトにユーザが訪問した回数の事です。
- ソーシャルメディア
- ユーザによる情報発信や、ユーザどうしのコミュニケーションなど、社会的な要素を含むメディアのことを指します。Facebook、Twitter、mixi、Linkedinなどが代表的なソーシャルメディアです。
た行
- ターゲティング
- 特定のセグメントの中から、アプローチする対象を絞り込むことを指します。
- ダイレクトマーケティング
- 企業から見込み客へ、直接コミュニケーションを取るマーケティングの手法のことです。電話、メール、DM、訪問販売などがこれにあたります。
- タグ
- もともとは「荷札」という意味を持つ言葉です。Webマーケティング分野では、情報を分類・意味づけするための記号(HTMLタグ・twitterのハッシュタグなど)という意味で使われる場合と、Webサイト上に設置して動作するひとまとまりのプログラム(コンバージョンタグ、トラッキングタグなど)を指す場合があります。
- タグマネージャ
- アクセス解析のトラッキング用タグ、広告配信のためのタグ、効果測定ツール用のタグなど、複数のタグを一元管理することのできるツールのことです。Webサイトにタグを設置したり、外したりという手間を省くことができるという管理上のメリットに加え、特定の条件に当てはまる時だけに特定のタグを作動させるなど、高度なタグの管理を行うことができるという特長があります。
- チャネル
- 直訳すると「伝達路」という意味です。アクセス解析の分野では、訪問者が自社Webサイトに流入した経路のことを指します。また、「販売チャネル」「情報発信チャネル」など、何らかの活動を行う際に取る手段のことを指す場合もあります。
- 直帰率
- アクセス解析の指標の一つで、Webページの閲覧を開始したユーザが、1ページ目で離脱したセッション数の割合です。
- ディスプレイ広告
- インターネット広告形式の一種で、Webサイトの一部に埋め込まれて表示される、画像や動画などの広告のことを指します。
- デマンドジェネレーション
- 企業のマーケティング活動を通じて、有望な見込み顧客を創出し、営業部門へと受け渡すことを指します。「リードジェネレーション」「リードナーチャリング」「リードクオリフィケーション」の3つのプロセスで構成されています。「デマンドジェン」「デマジェン」などと略されることもあります。
- デモグラフィックターゲティング
- インターネット広告のターゲティング手法の一つで、会員情報や行動履歴などから推測された、性別・年齢などの個人が持つ属性を使ってターゲティングを行うことを指します。
- テレマーケティング
- ダイレクトマーケティングの手法の一つで、電話を使って直接顧客とコミュニケーションを取るというマーケティングの方法です。
な行
- 名寄せ
- データベースに含まれる同じ企業や同じ人を「同一のもの」として統合することを指します。例えば、展示会で獲得した名刺を顧客データベースに登録する際、二重登録を防止するため、顧客データベースと名刺の一覧を統合する場合などが考えられます。
- ニッチ
- 特定のニーズを持つ小規模な顧客層のこと、また、それが生み出す小規模な市場のことを指します。「ニッチ産業」「ニッチな商品」といったように使われ、特殊なニーズや、市場規模の限定性などを強調することが多いです。
は行
- パイプライン
- 営業活動において、見込み客との初接触から、成約に至るまでの営業プロセスのことを指します。SFAを利用することで、各プロセスにある見込み顧客の数や商談数、プロセス進捗のスピードなどを管理し、可視化することが可能です。
- ハインリッヒの法則
- ハーバート・ウィリアム・ハインリッヒが提唱した労働災害についての法則です。1件の重大事故にの背後には29の小さな事故があり、その背後には300の軽微なアクシデントがあるという考え方に基づいています。現在では、労働災害に限らず、交通事故や仕事上でのオペレーションミスなど、様々な分野でのリスク管理に応用されています。
- バズワード
- 主にIT業界で使われる用語で、新しい技術や概念を表す「流行語」という意味で使われます。「一時的なブームである」とか「定義のあやふやな言葉だ」といった、やや否定的なニュアンスを込めて使われる場合もあるようです。
- パラメータ
- プログラムの挙動に影響を与える変数のことを指します。Webマーケティングの分野では、特に「URLパラメータ」のことを指す場合があります。URLパラメータとは、「?」から始まり、URLの後ろに付与することでWebサーバに特定の情報を受け渡す役割を持ったパラメータのことです。
- バリュープロポジション
- 自社や自社の商品が提供することのできる価値のうち、競合他社が提供不可能で、かつ、顧客が魅力を感じる価値のことを指します。また、そのような価値を持っているということを明確化し、競合他社との差別化を行うこと自体を指す場合もあります。例えば、大型家電量販店に対して、個人経営の電器店が、「デジタル家電のセットアップや購入後のサポート」をバリュープロポジションにして家電の扱いに不慣れな近所の高齢者を主要顧客とする場合が考えられます。
- パレートの法則
- ある要素のほとんどを、別の要素のごく一部が生み出しているという法則の事です。有名なものとしては「売上の8割を、全顧客の2割が生み出している」というものや、「売上の8割を、従業員の2割が生み出している」というものがあります。「2:8の法則」とも言います。
- パーチェスファネル
- 見込み顧客の購入プロセスを漏斗型で表したマーケティングの考え方のことです。各プロセスを進むごとに、見込み顧客の数が減ってゆく様を、漏斗(ファネル)の形で表しています。
- ビッグワード
- Webマーケティング(特にSEOやインターネット広告)の分野において、検索エンジンでの検索回数が多いキーワードのことを指します。明確な検索回数の定義はありませんが、固有名詞ではなく一般名詞・抽象的な動詞である場合がほとんどです。大量の集客が見込める一方、競争が激化することが多いキーワードと言えます。
- ブランディング
- 顧客がブランドに対して持つ信頼感、共感などを高めることを目的としたマーケティング戦略のことです。
- フリークエンシー
- インターネット広告の分野で、「あるユーザに対して、特定の広告が表示された回数」のことを指します。同じ広告が何度もしつこく表示されることを防ぐために、フリークエンシーの上限を定める機能を「フリークエンシーキャップ」と言います。
- ペイドメディア
- トリプルメディアのうち、広告費を支払って情報発信を行うためのメディアです。インターネット広告や、記事広告などがペイドメディアに分類されます。
- ページビュー
- アクセス解析の指標の一つで、解析期間中にWebページが閲覧された回数の事です。「PV」と略します。
- 法人営業
- ⇒アカウントマネジメント
- ホワイトペーパー
- 「白書」と訳されます。主にBtoB企業において、自社の商品の特徴についてまとめた資料のことを指します。商品カタログや提案資料とは異なり、業界動向や統計資料などを交えたレポート形式であることが一般的です。
ま行
- マーケティングオートメーション
- Webサイト、メール、ソーシャルメディアなどを横断し、企業のマーケティング活動の効率化や自動化を行うことを目的としたツールです。コミュニケーションに欠かせないWebフォーム・HTMLメール・Webページ等を作成する機能、顧客情報の管理とセグメンテーションを行う機能、見込み客のスコアリング機能などが統合されています。
- 見込み客
- 商品を購入する可能性のある人、商談につながる可能性のある人のことを指します。「見込み顧客」「リード」とも呼びます。
や行
- ユーザエクスペリエンス
- 「ユーザー体験」と訳され、商品やWebサイトなどを利用する際に、ユーザが行った行動や感じたこと全体を指す言葉です。「UX」と略します。
- ユーザビリティ
- 直訳すると「使い勝手の良さ」となり、Webマーケティングの分野では、Webサイトの操作のしやすさや情報の探しやすさなどを総合的にとらえた「Webサイトの使いやすさ」のことを指します。
- ユニークユーザ
- アクセス解析の指標の一つで、解析期間中にWebページやWebサイトを閲覧した人数のことです。「UU」と略します。
ら行
- ランチェスターの法則
- フレデリック・ランチェスターが提唱した戦闘モデルを、マーケティング戦略に応用した法則です。狭い戦場で戦力を一点集中させ、1対1の接近戦に持ち込むことで、弱い軍が強い群を倒すことができるという「第二法則」は「中小企業であっても、自社の得意分野に特化することにより、大企業がカバーできないニッチ市場で優位に立てる」という解釈をされ、中小企業の営業・マーケティング戦略に応用されています。
- ランディングページ
- Webサイトの訪問者がWebサイトにアクセスする際、一番最初に表示されるページ(入口となったページ)のことを指します。「LP」と略します。
- ランディングページオプティマイゼーション
- ランディングページに訪問したユーザをより多くコンバージョンに結びつけるため、コンテンツの最適化を行うWeb施策のことです。「LPO」と略します。
- リーチ
- インターネット広告の分野で、特定の広告が表示されたユーザの数や範囲のことを指します。
- リード
- ⇒見込み客
- リードクオリフィケーション
- デマンドジェネレーションのステップの一つで、案件化につながる可能性の高い見込み客を絞り込むことを指します。見込み客の行動履歴や属性情報などを使い、案件化につながる可能性の高さを数値化する「スコアリング」と呼ばれる方法がよく使用されます。
- リードジェネレーション
- デマンドジェネレーションのステップの一つで、有望な見込み客の情報を集めることを指します。Webサイトからの問合せや資料請求、展示会での名刺交換など、見込み客を集めるためのさまざまな行動がこれにあたります。「リードジェン」と略します。
- リードナーチャリング
- デマンドジェネレーションのステップの一つで、興味段階の異なる見込み客に対し、継続的なコミュニケーションを行い、ニーズを醸成することを指します。セミナーや定期的なテレマーケティングといった人的なコミュニケーションや、メールやWebサイトを通じた情報発信などがこれにあたります。
- リスティング広告
- インターネット広告形式の一種で、検索エンジンの検索結果画面に表示される、テキスト形式の広告のことを指します。通常、検索キーワードに連動して広告が表示されるため、「検索連動型広告」とも呼びます。
- リターゲティング
- インターネット広告のターゲティング手法の一つで、過去にWebサイトに訪問したことがある人に対して、再訪を促すような広告を表示することを指します。過去に訪問したことがある人は、一度も訪問したことがない人よりも、商品に対する興味が強いと考えられるため、広告効果が高いという考え方に基づいています。Google AdWordsでは「リマーケティング」と呼びます。
- 離脱率
- アクセス解析の指標の一つで、あるページのセッション数のうち、そのページで閲覧を終了した(別のWebサイトに遷移したり、ブラウザを閉じたりした)セッション数の割合です。
- リファラ
- Webサイトに訪問したユーザが、訪問の直前に閲覧していたページのことを指します。外部サイトに設置されたリンクを経由してアクセスした場合は、リンクが設置されていた外部サイトがリファラとなります。また、ブラウザのURL欄に直接入力をした場合や、メール文中のリンクを経由した場合など、リファラが存在しないというケースもあります。
- レコメンデーション
- ユーザの行動履歴や属性情報などをもとに、ユーザが好みそうな商品やコンテンツをおススメするというマーケティング手法のことや、おススメするためにWebコンテンツを切り替える施策を指します。Amazonの「この商品を買った方は、こちらの商品も買っています」という商品リストの訴求が有名です。「レコメンド」と呼ぶこともあります。
- レコメンドエンジン
- レコメンデーションを行うために、ユーザの行動履歴などのデータを分析し、おススメする商品やコンテンツを決定するアルゴリズムのことです。また、行動履歴の収集・分析・コンテンツの切り替えまでを包括的に行うアプリケーションそのものを指す場合もあります。
- ロイヤリティ
- もともとは「誠実」「忠義」といった意味を持ち、マーケティングの分野においては企業や商品、店舗などに対する信頼感や愛着のことを指します。リピート購入の頻度や指名買いといった購買行動から測る他、顧客に対するアンケート・ヒアリング等の結果から推測する場合もあります。ユーザに対するブランドの影響力という点から、「ブランディング」とも密接な関係があります。
- ロングテール
- 主にECの分野において、販売数の少ない品目を幅広く取り扱うことで売上を伸ばすという販売戦略のことを指します。売上数の多い順に商品を並べたグラフの形が、尾の長い恐竜のシルエットに似ているということに由来します。
わ行
- ワンタグ
- タグマネージャの持つ機能の一つで、複数のサービスと提携し、各サービスのタグの代わりに計測データを提携サービスに送信する役割、もしくはその役割を持つタグ自体を指します。Webサイトにタグを設置したり、撤去したりする手間を省くことができるという利点があります。タグマネージャとは違い、特定条件でタグを動作させたり、データを横断的に取得するなどの複雑なタグ管理機能は必ずしも備えていません。
- ワントゥワンマーケティング
- 顧客ひとりひとりの好みや属性情報などをもとに、個別にマーケティングを行っていくというマーケティング戦略や、その手法のことです。多くの顧客に単一のコミュニケーションを行うマス・マーケティングの対局に位置付けられます。