特徴

サイトにアクセスしてきたユーザーの位置情報（緯度経度）を取得し、その情報に紐づく地域・組織情報、アクセス時のIPアドレスから取得した接続環境情報を返却するAPIです。
緯度経度と組織情報の紐づけは2021年8月に開発した「Organization IP Location Matching」の一部機能をリアルタイムで行うように調整し、実現しております。

本機能を導入することにより、モバイルや一部の固定回線など判定が難しかったIPアドレスからのアクセスにも、より精度の高い地域情報、組織情報をご提供することが可能となりました。

緯度経度から特定した情報も従来のどこどこJPと同じフォーマットで返却しておりますので、これまでと同様の方法で、各種ツールと連携することができます。

判定例）
以下は静岡県にある端末からモバイル回線を使用した時に地域判定の違いについてです。

モバイル回線は複数県まとめて一つのゲートウェイサーバーを通過するため、IP検索では一番人口が集中する「東京都」の情報を付与しておりました。
しかし、緯度経度検索を使用することで、端末の緯度経度から地域を特定することができ、「静岡県」の情報を付与することが可能です。

利用上の注意

本機能は、ウェブの標準化団体であるW3Cが仕様策定を進める規格で、JavaScriptを利用して位置情報を取得する「Geolocation API」を使って緯度経度を取得しております。
上記APIはHTTPSサイトのみしか対応していないため、本機能もHTTPSサイトのみでご利用いただけます。
HTTPサイトでご利用いただいた場合、緯度経度が取得できないため、すべてIPアドレスから判明した地域・組織情報となります。
またプライバシー保護の観点から、ユーザーが緯度経度を送信するかどうかを判断できるよう、緯度経度の送信していいか確認をするポップアップが表示されるようになります。

ユーザーが緯度経度の送信をブロックした場合は、IPアドレスからの判定結果を返却いたします。

判定理由の見分け方

どこどこJPが返却した地域・組織情報が、緯度経度から判定した値か、IPアドレスから判定した値かの判断をした場合は、PrefCFをご活用ください。
緯度経度から判定した場合はPrefCFが99、IPアドレスから判定した場合はPrefCFは99より小さい値が入るように設定しております。

発行されるタグ

<script type="text/javascript">
	var docodoco_key = {APIキー};
</script>
<script type="text/javascript" src="//api.docodoco.jp/search_latlon.js" charset="utf-8"></script>
<script>
	function callback_docodoco(SURFPOINT_latlon){
		//どこどこJPの取得結果を活用する部分は以下に記載してください
	};
</script>

  

利用方法

どこどこJPご登録後、サイトにタグを埋め込むだけで、利用可能です。
サイト上のグローバル変数を通して属性値の取得を行います。 下記表は取得方法と取得できる値の一覧です。値は、現在アクセスされている環境の情報を表示しています。

赤文字は、緯度経度検索のみで使用される関数となります。