Looker Studioでレポートを作成したものの、関係者にどう見せるべきか悩んでいませんか?
この記事では、目的に応じた共有方法と権限設定の違いについて詳しく解説します。

最後までお読みいただくと、安全かつ効率的にレポートを共有し、チームやクライアントと円滑に連携できるようになります。

 

Looker Studioの共有による効果とは?

Looker Studioで作成したレポートを共有することで、業務にさまざまな恩恵をもたらします。
単に資料を渡すのではなく、リアルタイムにデータを共有できる点に大きな価値があります。

Looker Studioの共有による効果とは?|分類図

以下の表に、共有機能によって得られる主な効果と、その具体的な結果を整理します。

効果の観点 得られる具体的な結果
時間的な恩恵 リアルタイムデータを確認可能なため意思決定が迅速化
業務効率の向上 レポート作成や送付にかかる手間の工数を削減
情報セキュリティ 権限設定により、見せたい人にだけ安全にデータ開示可能

このように、共有機能を適切に使いこなすことで、チーム全体の生産性向上につながります。

それぞれの効果について、順番に詳しく確認していきましょう。

常に最新データを把握可能

共有機能の最大の魅力は、常に最新のデータを閲覧できる点です。
Looker Studioはデータソースと連携しており、更新に応じて数値が自動で反映されます。

広告の運用成績やアクセス状況を日次で再集計する必要がなくなり、URLにアクセスするだけで最新状況を把握できるようになります。

これにより、定例会議を待たずに意思決定や改善アクションを実行でき、データの認識ズレを防ぎながら議論を進めることが可能になります。

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レポート作成工数を削減

共有設定を行うことで、報告業務の工数を大幅に削減できます。

従来のようにExcelやPowerPointで資料を作成し送付する手間がなくなり、一度の共有設定で報告業務が完結します。

例えば週次レポートの場合、共有URLの案内や自動配信設定だけで済み、資料作成や送信作業をゼロに近づけることが可能です。

その結果、データ集計ではなく、分析や改善提案に時間を使えるようになります。

閲覧権限による安全性確保

Looker Studioでは、閲覧・編集の権限を細かく制御できるため、安全にデータを共有できます。

社内は編集可能、社外は閲覧のみといった設定ができ、意図した相手だけに情報を公開することが可能です。

万が一URLが外部に漏れても、アクセス制限により第三者の閲覧を防げるため、情報漏洩リスクを最小限に抑えることができます。

適切な権限管理を行うことで、利便性とセキュリティの両立を実現できます。

 

Looker Studioのアクセス権限の種類は?

レポートを共有する際は、どこまで操作を許可するかを事前に決める必要があります。
Looker Studioには、主に3つのアクセス権限が用意されています。

Looker Studioのアクセス権限の種類は?|比較図

それぞれの権限でできることとできないことを、以下の表で確認しておきましょう。

権限の種類 レポートの閲覧 レポートの編集 権限の管理と削除
閲覧者 可能 不可 不可
編集者 可能 可能 不可
オーナー 可能 可能 可能

相手の立場に応じて適切な権限を付与することが、トラブル防止の第一歩です。
それぞれの役割について、詳しく見ていきましょう。

閲覧と操作のみが可能

閲覧者権限では、レポートの閲覧と簡単な操作のみが可能です。
期間変更やフィルタ操作など、データの見方を変える操作に限られます。

上司やクライアントなど、内容を確認するだけのユーザーに適した権限です。
レポートの構造やデータを変更できないため、安全性が高いのが特徴です。

誤って数値やデザインを変更されるリスクを避けたい場合は、基本的に閲覧者権限を付与するのが原則です。

レポートの編集と共有が可能

編集者権限では、レポートの閲覧に加えて、構成やデザインの変更が可能です。
グラフ追加やデータソース接続など、レポートの編集作業全般を行えます。

さらに、他のユーザーを招待できるため、共有範囲を広げる権限も持つ点に注意が必要です。

チームでレポートを改善する場合に有効ですが、必要なメンバーのみに限定して付与することが重要です。

全ての管理権限を保有

オーナー権限は、レポートの全てを管理できる最上位の権限です。
閲覧・編集に加えて、削除や権限移譲など、完全な管理操作が可能です。

レポート作成者が自動的にオーナーとなり、1つのレポートに対して1人のみ設定されます。

プロジェクト責任者などが保持するべき権限であり、誰がオーナーか常に把握しておくことが重要です。

 

Looker Studioの5つの共有方法とは?

Looker Studioの共有方法は、相手の環境や目的に応じて選択できます。
最適な方法を選ぶことで、スムーズな情報共有が可能になります。

Looker Studioの5つの共有方法とは?|分類図

以下に、代表的な5つの共有方法と、それぞれの適したシチュエーションを整理しました。

共有の方法 最適なシチュエーション
メールアドレスでの招待 特定の担当者だけに安全にレポートを見せたい場合
リンクの取得 社内チャットなどで手軽に複数人へ共有したい場合
スケジュール配信 毎週や毎月など、定期的に数値を報告したい場合
PDFダウンロード 会議資料として利用・保存したい場合
サイトへの埋め込み 社内ポータルなどで常時表示したい場合

用途に応じて適切に使い分けることが、業務効率化の鍵です。
それぞれの方法について、具体的に見ていきましょう。

アドレス指定で招待

メールアドレス指定の共有は、特定の相手だけに確実にレポートを届けたい場合に最適です。
共有ボタンから、相手のGoogleアカウントに紐づくメールアドレスを入力して送信します。

機密性の高いデータを役員や特定のクライアントに共有する場面で有効です。
ログインしたユーザーのみ閲覧可能なため、URLが流出しても第三者には閲覧されません。

つまり、セキュリティを最優先する場合に選ぶべき方法です。

閲覧用URLを発行

共有リンクの発行は、多くの人へ手軽に共有したい場合に便利です。
アクセス権を設定し、発行されたURLをチャットなどで共有します。

部署単位での共有など、スピーディに情報を展開したい場面で有効です。
一括共有できる手軽さが最大のメリットです。

ただし、「リンクを知っている全員」に設定すると、情報漏洩リスクが高まるため注意が必要です。

定期的にメールで自動送信

スケジュール配信は、定期的なレポート報告を自動化する機能です。
指定した日時に、レポートをPDF化してメール送信できます。

「毎週のレポート送付」などの業務を自動化でき、作業漏れや手間を削減できます。

つまり、定型業務を効率化したい場合に最適な方法です。

PDFファイルとして保存

PDFダウンロードは、オフライン利用や資料保存に適しています。
レポートの状態をそのままファイルとして保存できます。

会議資料やアーカイブ用途など、データを固定して残したい場面で活用されます。

オンラインとは異なり、数値が変化しない点が特徴です。

サイト内にレポートを表示

埋め込み機能は、Webサイト上にレポートを表示する方法です。
専用のHTMLタグを設置することで表示されます。

社内ポータルなどに組み込むことで、日常業務の中で自然にデータを確認できる環境を作れます。

つまり、データ閲覧を習慣化したい場合に有効な方法です。

 

Looker Studioを共有する際の注意点とは?

Looker Studioの共有機能は便利ですが、運用を誤ると重大なトラブルにつながる可能性があります。
安全に利用するためには、事前にリスクを把握しておくことが重要です。

Looker Studioを共有する際の注意点とは?|因果関係図

以下に、共有時に注意すべきポイントと対策を整理しました。

注意すべきトラブル 事前にできる対策
レポートが見られなくなる 退職者や異動者から事前にオーナー権限を引き継ぐ
社外の人に共有できない 組織設定で外部共有の可否を確認する
見知らぬ人にデータ編集される リンク共有の権限を必ず「閲覧者」に設定する

これらのポイントを押さえることで、予期せぬトラブルを防止できます。
それぞれの原因と対策を詳しく見ていきましょう。

退職前の権限譲渡が必須

最も注意すべきなのは、オーナーアカウントの削除によるレポート消失です。
オーナーが退職しアカウントが削除されると、レポートも利用できなくなります。

日常的に利用していたダッシュボードが、突然閲覧できなくなるケースもあります。
これを防ぐには、事前にオーナー権限を引き継ぐ必要があります。

なお、権限譲渡は同一ドメイン内に限定されるため、管理者の属人化を防ぐ運用が重要です。

組織外への共有許可を確認

社外ユーザーへ共有できない場合、Google Workspaceの制限が原因のことがあります。
組織設定によって外部共有がブロックされているケースです。

この場合、Looker Studio上では解決できず、管理者による設定変更が必要になります。

トラブルを防ぐためには、事前にテスト共有で確認しておくことが重要です。

権限設定のミスを防止

リンク共有時に編集権限を付与してしまうミスには注意が必要です。
意図せずデータが変更されるリスクがあります。

多数の人にURLを共有する場合、必ず閲覧者権限に設定されているか確認しましょう。

編集権限は必要最小限のメンバーに限定し、閲覧権限を基本とする運用が安全です。

 

まとめ

Looker Studioの共有機能の要点をまとめます。

  • 共有機能により最新データの把握と工数削減が実現できる
  • 役割に応じて閲覧者と編集者の権限を使い分ける必要がある
  • 目的に応じて最適な共有方法を選択することが重要
  • リンク共有は閲覧権限での設定を徹底する
  • レポート消失防止のためオーナー権限の事前譲渡を行う

状況に応じて適切な共有方法を選び、チーム全体のデータ活用を加速させていきましょう。

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