フリーメールでの会員登録を拒否したい
フリーメールとは、無料で取得することのできるメールアドレスのことです。支払情報を登録する必要のある有償のメールサービスと比べて手軽に取得でき、都合が悪くなったら容易に解約するという使い方もされています。また、登録時の本人確認も行われない場合があり匿名性が高いため、悪用のリスクが高いメールアドレスであるとも考えられます。
このページでは、「Free Mail Domain List(フリーメールドメインリスト)」を使ったフリーメールの対策方法をご紹介します。
メールのドメインでフリーメールを見分ける
あるメールアドレスがフリーメールかどうかは、メールアドレスのドメイン(メールアドレス中のアットマークから後ろの文字列)を手がかりに判断します。メールアドレスのドメインは、メールアドレスがどの企業・どのサービスのものなのかを示しているのです。
フリーメールのドメインを一覧化し、フォームに入力されたメールアドレスのドメインが一覧に入っているかどうかを判断するという方法により、任意のメールアドレスに対して「フリーメールかどうか」という判断をすることができます。
フリーメールのドメインを一覧化
この方法は非常にシンプルに見えますが、肝心の「フリーメールのドメインの一覧」を用意するのは、想像以上に大変です。世の中にいくつもあるフリーメールサービスのドメインを網羅しつつ、常に新しいフリーメールサービスの登場にも目を光らせていなければいけません。ドメインリストの更新が遅れれば、新しいフリーメールドメインが増え、フリーメールアドレスによる登録が検知できないリスクが高くなっていきます。
ここで活躍するのが、Geolocation Technology(旧サイバーエリアリサーチ)が提供する「フリーメールドメインリスト」です。国内外のフリーメールサービスを調査し、各サービスで使用されているドメインを一覧化したものになります。その数は2012年末時点で352サービス、収録ドメイン数は3,789件にのぼります。なお、フリーメールドメインリストは、月に一度更新されます。
フリーメールドメインリストの活用場面
フリーメールドメインリストは、営業リストや顧客リストのクレンジングやセグメンテーションに活用できます。特定のリストに対し、フリーメールドメインリストに記載されているかどうかを判定し、メールマガジン会員の属性を調査したり、リストからフリーメールの顧客を選り分けたりするのに便利です。
また、より直接的な方法として、Webフォームのメールアドレス覧に入力された内容をチェックし、フリーメールアドレスの入力を制限することも可能です。いたずら投稿への対策や、より確実な連絡先を取得するための手法として有効です。
図:フリーメールドメインリストの活用
メールアドレスのリストからフリーメールを判定するサンプルスクリプト、およびフリーメールアドレスの登録を防止するサンプルCGIは、フリーメールドメインリストをご利用いただく際に添付いたします。
フリーメールドメインリストのご利用をご検討の方は、お問合せフォームよりご連絡ください。