事例インタビュー
CASE
X-logの広告不正クリック防止を支える “どこどこJP”の位置情報と企業情報
「自社のサービス開発や新機能の付加価値を高めたい」と考えている方必見です。
広告の不正クリックを防止する『X-log(エックスログ)』に、位置情報や企業情報を提供する『どこどこJP』が組み込まれていることで、どんな“サービスの魅力アップ”が実現できたのか。について語っていただきました。

X-logとは、広告の不正クリックからビジネスを守る要となるツール
広告主は、不正クリックによって広告費を無駄にしているケースが少なくありません。例えば、葬儀会社の広告が「仙台 葬儀」だけでなく、「名古屋 葬儀」「大阪 葬儀」などのキーワードでも同じ端末から短時間にクリックされることがありました。これは競合による不正クリックの可能性が高いものの、Googleのシステムでは通常の行動とみなされ、広告費が発生してしまいます。
また、ゲーム内広告では「クリックするとヒントが得られる」と誘導されるケースもあり、多くが誤クリックや意図しないクリックで、広告主にとって無駄なコストとなります。X-logは、これらの不正クリックを検知し、広告配信を制御することで、無駄な広告費を削減し、質の高い顧客を獲得できます。

X-logに欠かせない「どこどこJP」の存在、左腕のような役割
14年前のサービス立ち上げの頃から、どこどこJPを導入しています。どこどこJP からは、IPアドレスから得られる位置情報(国、都道府県)と、競合企業のクリックを特定し、広告費の無駄を防ぐための企業情報を活用しています。不正クリックを判断する上で、情報は多い方が正確な判断がしやすいのですが、インターネットで収集できる情報は意外と少ないです。その中で、これらの情報は、不正クリックを判断するにはとても重要でした。
導入当時は、3社程度比較をした記憶があり、中でもどこどこJPの決め手となった理由は、IPアドレス情報の精度の高さに加え、当時実施されていた、手作業による地道な更新体制というのが決め手となり、導入に至りました。また、APIが充実しており、必要な情報が簡単に取得できる仕組みだったため、導入が非常にスムーズに進みました。
現在では、地域情報に加え、企業情報も活用することで、競合企業による広告クリックを防ぎ、広告費の無駄を削減しています。実際、広告をクリックしていたのが競合他社や、頻繁に営業電話をかけてくる企業だったケースが確認されており、企業情報が不要なクリックの判断に非常に役立っています。この機能の導入により、実際の顧客につながるクリックに集中させることが可能になりました。
サービス立ち上げ当時から利用してきて今でも活用しているので、「どこどこJP」がないことを想像できないくらいです。例えるとするなら、「左腕」ですね。
企業情報が、不要なクリックの排除だけでなく、新バージョンの開発に貢献
企業情報は、競合他社による広告クリックを未然に防ぐ目的で活用されています。そのため、X-logでは顧客に提供する企業一覧を確認してもらい、その中から競合他社を特定して登録してもらう仕組みを導入しています。このプロセスを通じて、意図しないクリックを排除し、広告費の無駄を最小限に抑えることが可能になります。
また、4つ目の商品となる「X-log .lite(エックスログ ライト)」をリリースしました。このX-log.liteは、企業分析をメインとした新バージョンになっており、どこどこJPの企業情報があるからこそ、実現できました。

多種多様な顧客にも驚かれる広告から流入にした企業リスト機能
X-logを利用する主な顧客は、企業規模だと中小企業が多いです。業界ですと、BtoB、BtoC関係なく、人材派遣業、弁護士、美容系を中心とした、医療関連の病院、探偵会社、緊急の水漏れ工事などの会社など多岐にわたり、広告を通じて新規顧客の獲得を目指す企業が多いです。
X-logの機能の中でも特に、企業名がわかる機能は、「こんなことができるのか!」と驚かれることが多いです。この「企業名がわかる」という特徴は、サービス提供開始から14年が経過した今でも、多くの顧客に驚きと感動を与えています。
企業リストを営業活動へ応用する顧客も続出
実は、『どこどこJP』のデータは、不正クリック防止だけにとどまらず、営業活動にも大きく寄与しています。たとえば、とある顧客企業では、毎週の月曜日に営業会議でX-logの企業分析の部分を確認して、新しいお客様がいると、その場で誰がアポを取るか、営業マンに割り当てる企業がありました。ほかには、毎週、システム担当の人が、企業ログを切り取って営業マンに送って、具体的なニーズに基づいた営業戦略を立案している企業なども見られました。このように、不正対策しつつも、営業として使われている企業も、多くみられます。
広告のキーワードと流入した企業名の情報から大型案件の受注も!
これまで接点がなかった規模の大きい企業が、X-logの活用を通じて、新たなクライアントとして迎えることに成功した事例もありました。広告のキーワードと来訪企業がわかるので、その情報をもとに営業をかけた事がきっかけになったそうです。この成功事例は、X-logが企業間取引の質と規模を向上させる強力なビジネスパートナーであることを改めて証明してくれています。
このように、どこどこJPの企業情報を自社サービスにうまく組み込むことで本来の競合企業の広告クリックを防ぐというだけではない、営業に使える機能としても顧客に喜ばれる機能になりました。
今後の「どこどこJP」への期待と課題
X-logを支えるどこどこJPに対しては、さらなる精度向上への期待を寄せています。特に企業情報の正確性をより一層向上させることや、「どこどこJP」の長期利用者向けの優遇措置などがあれば嬉しいと思います。
インタビュー企業プロフィール
日本クラウディア株式会社
広告費の無駄ゼロを目指して、X-logが実現する健全なネット環境へ
日本クラウディアは、日本初の不正クリック対策ツールを開発・販売する技術者集団です。「健康なインターネットを、世界に!」というグランドデザインで日々仕事をしています。
不正クリックの手法を研究し、監視や対策機能をX-logというツールに盛り込むことで、簡単に不正クリックを発見し、対策をとることが出来るよう研究を重ねています
日本クラウディア株式会社
URL:https://cloudia.co.jp/
X-log
URL:https://x-log.ai/