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「カスタムディメンション」とは?~どこどこJPのデータをGoogleアナリティクスに取り込む~

Webサイトにアクセスされたユーザーの情報を、もっと細かく知りたいと思ったことはありませんか?例えば、組織名や業種、電話番号などの情報も知りたいなどです。
株式会社Geolocation Technologyが提供しているIP Geolocation&IP Intelligence API「どこどこJP」なら、 Googleアナリティクスが持っている機能の「カスタムディメンション」と連携して、詳細なデータを調べることができます。
「カスタムディメンション」とは、「解析対象とするデータを、ユーザが自由に設定できる」というGoogleアナリティクスの機能です。
このページでは、ディメンションとカスタムディメンションの違いや、「どこどこJP」と「カスタムディメンション」を連携して追加確認できる、詳細なデータについて解説します。
目次
1. 「ディメンション」とは?
2. 「カスタムディメンション」とは?
3. カスタムディメンションの設定
まとめ
1. 「ディメンション」とは?

「カスタムディメンション」の説明の前に、まず「ディメンション」とは何かを整理しておきます。
ディメンションとは、アクセス解析の「分析の軸」となる、データの切り口のことです。例えば、「リファラ(参照元)」をディメンションとした場合は、リファラとなったWebサイトごとにユーザー数やセッション数、直帰率などの指標を比較するレポートが表示されます。「国」をディメンションに設定すれば、「日本」「アメリカ合衆国」など、国ごとに指標を比較するレポートが表示されるわけです。
2. 「カスタムディメンション」とは?

標準のGoogleアナリティクスには存在しないディメンションを、ユーザが定義できるのが「カスタムディメンション」という機能です。
どこどこJPとGoogleアナリティクスの連携では、どこどこJPで取得した値を、Googleアナリティクスのカスタムディメンションで取り込んでいます。
Webサイトのアクセスに対し、Googleアナリティクスは以下のようなデータが取得可能です。
- 国は日本
- ブラウザはFireFox
- リファラはGoogle…
どこどこJP とカスタムディメンションを利用すると、さらに以下のような独自情報もGoogleアナリティクスに取り込めます。
- 企業名は株式会社Geolocation Technology
- 業種は情報通信業
- 郵便番号は411-0036
取り込まれた情報は標準のディメンションと同様、分析に使用できます。これにより、「企業ごとにユーザー数を比較する」とか、「業種ごとのセッション数を確認する」といった分析が可能です。
図:「標準のディメンションに加え、独自のディメンションが利用可能になる

3. カスタムディメンションの設定

カスタムディメンションは、通常のGoogleアナリティクスなら最大20個まで、Googleアナリティクス360なら最大200個まで設定することが可能です。
Geolocation Technologyでは、BtoBアクセス分析を行う際の推奨設定をご案内しています。Webサイト等でご案内するカスタムレポート等も推奨設定に準拠していますので、まずはこの設定を行っていただくことをおすすめします。詳細な設定方法は、「どこどこJPとGoogleアナリティクスの連携設定方法~カスタムディメンションの設定~」をご覧ください。
まとめ
- ディメンションとはアクセス解析の「分析の軸」となる、データの切り口のこと
- カスタムディメンションとは標準のGoogleアナリティクスには存在しないディメンションを、ユーザが定義できる機能のこと
- どこどこJPとGoogleアナリティクスを連携させると、より詳細なデータが採取できる
- まずは、 BtoBアクセス分析を行う際の推奨設定がおすすめ