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「カスタムセグメント」の使い方 ~特定業種のアクセスだけを分析する~

Googleアナリティクスには、「カスタムセグメント」という機能があります。これは、解析結果を一部のデータに絞り込んでレポートを表示することができるという機能です。
「初めて訪問したユーザだけ」「Google AdWordsから流入したセッションだけ」など、特定の条件にデータを絞り込んだ分析が可能になります。
GoogleアナリティクスとどこどこJPを連携させ、Googleアナリティクス上で企業軸の分析を行っている場合、「○○業の企業だけ」「従業員数が××人以上の企業だけ」といった、企業情報を利用したセグメントを作成することができます。
これにより、自社のターゲットとなる企業だけに絞り込んだ分析や、業種・企業規模などでセグメントしたデータの比較が可能になります。セグメントを活用した分析で、新しい発見を探してみましょう。
目次
新しいセグメントの追加
セグメントの設定
レポートの確認
セグメントの追加
カスタムセグメントの削除
その他のセグメントの設定例
※このページでは、例として従業員数が「100人未満」と判定された企業のセッションだけに絞り込むカスタムセグメントの作り方を解説します。 |
新しいセグメントの追加
Googleアナリティクスにログインし、レポート画面のグラフ上部にある「すべてのセッション」と表示されたパネルをクリックします。
続いて、「新しいセグメント」ボタンをクリックします。

※図:新しいセグメントの追加
セグメントの設定
「セグメント」と書かれたバナーをクリックすると、セグメントの設定画面が表示されます。
左側のメニューから「条件」を選択すると、セグメントの条件設定を行うメニューが表示されます。
フィルタ条件は「セッション」「含める」を選択。一番左のプルダウンでは「カスタムディメンション」から「従業員数」を選択します。次に、「次のいずれか」を選択します。
右側のボックスには、条件にあてはまる従業員数を入力します。ここでは、「1人〜5人」「5人〜10人」「10人〜30人」「30人〜50人」「50人〜100人」の5つを入力します。
最後に、セグメントにわかりやすい名前をつけ、「保存」をクリックします。

※図:セグメントの条件を設定する
レポートの確認
これでカスタムセグメントが作成されました。レポート画面の上部に、先程作成したカスタムセグメントの名前が表示されているはずです。
また、グラフや表などにも、セグメントされたデータが追加されています。

※図:レポート画面にセグメントが追加される
セグメントの追加
セグメントパネルの右に表示される「+」マークのをクリックすることで、さらに新しいセグメントを追加することができます。「+」マークをクリックすると、セグメントのリストが表示されます。手順1と同じく「新しいセグメント」を選択して新規作成することもできますし、セグメントのリストから使用したいものを選択することも可能です。デフォルトで用意されているセグメントも多彩ですので、ぜひ使ってみてください。 セグメントは、最大4つまで同時に表示することが可能です。
カスタムセグメントの削除
設定したカスタムセグメントは、パネル右上の矢印マークをクリックし、「削除」を選択することで削除できます。レポート画面から削除しても、セグメントの一覧からは削除されませんのでご安心ください。また使いたくなった時は、手順4の通りにリストから選択して追加することができます。

※図:「削除」をクリックしてレポートから削除する
その他のセグメントの設定例
以上が、カスタムセグメントの利用の流れです。セグメントをうまく使いこなすことで、特定のユーザ層だけにフォーカスして詳細な分析を行うことができるようになります。
その他の設定例をご紹介しますので、ぜひお試しください。

※設定例:情報通信業のセッション

※設定例:企業のセッション※正規表現で「.*」は「任意の1文字以上」と一致します。