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IPアドレスによるジオターゲティングとその他のジオターゲティング ~Cookie、GPSとの比較~

IP Geolocation、Cookie、GPS
ユーザーの位置情報によってコンテンツを切り替えたいという場合、IPアドレスによるジオターゲティングの他にも、 Cookieを使う場合、GPSを使う場合などが考えられます。IPアドレスによるジオターゲティングは、 アクセスの際に使うIPアドレスから位置情報を判定し制御を行います。つまり、ユーザーからの能動的な働きかけは必要ありません。 アクセスする際に必ずIPアドレスがわかるため、全てのユーザーに対して判定が可能であるという点も特徴的です。 以下の図は、ジオターゲティングの手法の特徴をまとめたものです。
IP Geolocation | Cookie(行動履歴) | GPS |
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IPアドレスをもとに判定するため、初訪問のユーザであっても位置情報の判定が可能。 | 行動履歴を収集して推測するため、情報が少ない。Cookieを拒否しているユーザーは判定不能。 | ピンポイントな位置の特定が強み。GPS対応機器以外は判定できず、取得にユーザの同意が必要です。 |
判定方法 | 取得しやすさ | 正確さ | 携帯キャリア回線の判定 | PCアクセスの判定 | わかることの多さ |
IP Geolocation | ★★★★★ | ★★★ | ★★ | ★★★★★ | ★★★★★ |
Cookie(行動履歴) | ★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
GPS | ★ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★ | ★ |
IPアドレス情報の偽証や隠匿には、公開プロキシが使われることがあります。これに対し、公開プロキシサーバのIPアドレスを事前に調べておくことで 「公開プロキシからのアクセス」を知ることができます。IPアドレスの隠匿について、より詳細に調べたい場合は、どこどこJPの匿名ネットワーク属性のデータを利用します。