ウェザーマーチャンダイジング

ウェザーマーチャンダイジングとは、天気・気温などの気象情報を商品の販売戦略に生かしていこうという考え方のことです。このページでは、ウェザーマーチャンダイジングの考え方をご紹介するとともに、Geolocation Technology(旧サイバーエリアリサーチ)の提供する気象データの活用について解説します。

小売・飲食業界で進むウェザーマーチャンダイジング


「冬には温かいもの、夏には冷たいものが売れる」というのは、一見して当然なことにも思えます。しかし、より具体的なデータを分析することにより、気象条件が消費者の購買行動に与える影響がより細かくわかってきました。例えば、最高気温が25℃を上回るとアイスクリームが売れはじめ、さらに気温が上がって32℃以上となると、売れ筋はかき氷などの氷菓にシフトすると言われています。同じアイスでも、真夏には濃厚な味わいよりもさっぱりとした味わいの方が好まれるというのは納得のいくものではないでしょうか。このように、消費者のニーズの変化をふまえた売場作り・メニュー構成を行うという戦略は、小売店や飲食店などで広く取り入れられています。
多くの場合、売上データや来客数データと当日の気象データを組み合わせ、傾向や特徴を探るというアプローチが取られています。

オンライン上で実現するウェザーマーチャンダイジングとは?


気象条件が消費者の行動に与える影響は、オフラインに限ったものではないと考えられます。「雨の日と晴れの日とで、購入される商品の傾向が違う気がする」「天気が悪い日の方が、Webサイトの訪問数が伸びている」といった、現場担当者の肌感覚として、気象とWebサイトの成果との関連を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか?しかし、従来のアクセス解析ツールだけでは、関連性を正確に分析するのは困難でした。
どこどこJPを使ってユーザの置かれた気象条件を判定し、アクセス解析ツールに取り込むことで、定量的な検証が可能となります。雨の日・晴れの日の訪問数や閲覧状況を比較してみたり、気温と商品の購買データを突き合わせてみるなど、分析に新しい切り口が生まれるはずです。オンライン上の行動と気象条件との意外な関わりが見つかるかもしれません。
さらに、Webサイト上で訴求するコンテンツの切り替えやオンライン広告の出稿といった施策に分析結果を反映させることによって、Webサイト上でもリアル店舗と同様にウェザーマーチャンダイジングを実施することが可能になります。

図:気象データ活用によるオンライン上でのウェザーマーチャンダイジング
雨の日によく利用するサービスは○○である

どこどこJPで気象情報をご利用いただく場合は、別途気象データオプションのご利用が必要となります。アクセス解析ツールに気象情報を取り込む方法は「気象情報とGoogleアナリティクス連携」を、気象条件に応じてコンテンツを切り替える手法については「気象情報によるコンテンツ切り替え」で詳しくご紹介しています。ぜひ、こちらもあわせてお読みください。



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