天気によって変わる消費者のニーズ

Geolocation Technology(旧サイバーエリアリサーチ)は、ユーザのIPアドレスから天気や気温などの気象情報を判定し、オンライン広告の配信や、コンテンツの最適化に活用する技術を提供しています。2014年、弊社は静岡県立大学と「オンライン広告における気象情報の活用」と題し、共同研究を行いました。
共同研究の事前調査として「インターネットの利用と雨の日の過ごし方について」のテーマでインターネット調査を実施しました。このページでは、調査によって判明した、天気と消費者のニーズの関係についてご紹介します。

雨の日によく利用するサービスは「インターネット」


「雨の日によく利用するサービスは○○である」(○○にあてはまる言葉を自由記述)という設問では、「インターネット」という回答が突出して多く、次いで「出前」「宅配」と続きました。
雨の日にはインターネットの利用意向が強くなるというところから、「雨」と「インターネット」は相性が良いと考えられます。
また、「出前」「宅配」といった回答からは、外出がおっくうになり、自宅で手軽に受けられるサービスのニーズが高まるということがうかがえます。

雨の日によく利用するサービスは○○である

雨の日には「家でゆっくりしたい」というニーズが圧倒的


「雨の日に、○○をしたい」(○○にあてはまる言葉を自由記述)という設問では、「家」「読書」といったキーワードが多いのが特徴的です。続いて「ゆっくり」「のんびり」「ゴロゴロ」といったキーワードも見られました。また、「雨の日に困ることは、○○である」(○○にあてはまる言葉を自由記述)という設問では、「濡れること」と答える人が圧倒的に多い結果となりました。これらのことから、雨の日には外出して濡れることを嫌がる人が多く、自宅でゆっくりと過ごしたいというニーズがあることがわかります。

「雨の日に、○○をしたい」

雨の日には「温まるもの」が好まれる


「雨の日に、○○を食べたくなる」(○○にあてはまる言葉を自由記述)という設問では、「ラーメン」「うどん」「そば」など、温かい麺類が上位につけました。雨の日に好まれる食べ物として、一定の方向性や嗜好性があると考えられます。一方、冷たい食べ物である「アイス」も4番目に多く、特徴的です。雨の日のじめじめ・ムシムシとした不快さを緩和する、さっぱりとした味わいの食べ物にもニーズがあるのかもしれません。

雨の日に、○○を食べたくなる

「雨の日サービス」でネットショッピングしたくなる人が約6割


「雨の日に、ネットショッピングをしたくなるか」という設問で「なる」「ややなる」と回答した人は全体の21%にとどまりました。しかし、「オンラインショップで「雨の日のサービス」があればネットショッピングをしたくなるか」という設問では、「なる」「ややなる」と回答した人は60%にのぼりました。このことから、「雨の日のサービス」を取り入れることで、ネットショッピングにおいても、ユーザの利用意向を高めることができると考えられます。

雨の日に、ネットショッピングをしたくなるか

まとめ


雨の日は移動時に雨に濡れることへの嫌悪が強く、外出しようという気持ちが低下することが見てとれます。これに伴い「宅配」「出前」「ネットショッピング」等、自宅で受けられるサービスがよく利用されると考えられます。
また、雨の日はインターネットの利用が増え、「雨の日サービス」を訴求することによってネットショッピングの利用意向も高くなることがわかりました。



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