見込み企業リストの作り方

営業活動の最初の一歩として、必要不可欠なのが「営業リスト」です。一般的な営業リストは、サービスについての興味関心の程度はバラバラなのが当たり前。一方、こちらに興味を持っている企業だけをリストアップすることができれば、アポイントメントの獲得率、成約率ともに向上が見込まれます。
そこで注目したいのが、Webサイトに訪問した企業の情報です。BtoB企業の場合、ただ何となくWebサイトを訪れる企業はそう多くありません。御社のWebサイトを訪問している企業は、御社の製品やサービスに興味を持っている可能性が高いのです。
本ページでは、GoogleアナリティクスとどこどこJPを連携させてWebサイトに訪問した企業をリストアップし、これをもとに営業リストを作成するというアプローチをご紹介します。

本内容は、どこどこJPとGoogleアナリティクスの連携がお済みの方を対象にしています。連携設定方法は、「どこどこJPとGoogleアナリティクスの連携設定方法」で詳しくご紹介しています。
また、本ページでご案内しているカスタムレポートは、弊社の推奨するカスタムディメンションの設定に準拠しています。カスタムディメンションの設定が推奨設定と異なる場合、正常に動作しない可能性があります。

1.基本のアクセス企業リスト


まずは、Webサイトにアクセスしている企業の一覧をエクスポートし、シンプルな営業リストを作成する方法をご紹介します。
まず、「『カスタムレポート』でアクセスした企業を分析する」を参考に、Geolocation Technology(旧サイバーエリアリサーチ)が提供している「BtoBアクセス分析用カスタムレポート」を共有してください。
「カスタム」タブからレポート画面に移動し、「アクセス企業別」タブを選択します。これで、Webサイトにアクセスした企業の一覧が表示されます。

図:「アクセス企業別」タブを選択


続いて、「エクスポート」機能を使い、レポートに表示されているデータをダウンロードします。まず、表の右下にある「表示する行数」をクリックし、表示する行数を変更します。最大5000行まで同時に表示できます。
5000行以上を一括ダウンロードしたい場合は、「アクセス企業情報を一括ダウンロードする」でご紹介しているGoogle Query Explorerをご利用ください。

図:表示する行数を変更


左上の「エクスポート」ボタンをクリックし、利用しやすい形式を選択します。ダウンロードしたデータはユーザ数やセッション数を目安に絞込みを行ったり、既存顧客リストと突合させるなどのクレンジングを行いましょう。

図:「エクスポート」ボタンをクリック


2.業種による絞り込み


Webサイトに訪れた企業のうち、全てが営業対象になるかというと、必ずしもそうではありませんよね。特定の業種・業界に特化した商品を提供しているなら、対象となる業種の企業だけに絞り込んだリストを作れば、精度はますます高まります。ここでは一例として、業種大分類によるリストの絞り込み手順をご紹介します。

1と同じく、「BtoBアクセス分析用カスタムレポート」を開きます。「業種一覧」タブを選択してください。すると、業種大分類単位で解析結果が表示されます。続いて、リストを作成したい業種をクリックします。

図:リストを作成したい業種をクリック


その業種に当てはまる企業の一覧が表示されます。1と同様の手順でエクスポートすればリストの完成です。

図:企業の一覧が表示される


発展的なリストの作成


1、2と同様、「レポート画面に企業名を表示し、それをエクスポートする」という基本的な流れを応用すれば、よりピンポイントな条件でリストを作成することも可能です。
カタログをダウンロードした企業を分析」のレポート画面をエクスポートすれば、カタログをダウンロードした見込み客リストを作成できます。その他にも、企業名をセカンダリディメンションで追加することによって、さまざまな条件で絞り込んだリストを作成し、営業に活用することができるのです。
どのような条件が効果的かは、企業によっても商材によっても異なります。ぜひ、色々な条件でリストを作成し、御社ならではの必勝リストを見つけていただければと思います。



▲ ページの先頭へ

ご不明な点は、お気軽にお問い合せください。